2011年 パレスチナ・イスラエルのための世界平和祈祷週間

26. May, 2011 • 0 Comments

† 正義に立つ平和がパレスチナ人とイスラエル人で分かちあわれるように。
† パレスチナが占領から解放されるように。
† 等しく権利が認められるように。
† 傷ついた魂が癒されるように。


◆ 今年の<パレスチナ・イスラエルのための世界平和週間>は、5月29日(日)~6月4日(土)です。

パレスチナ-イスラエルでは、西岸地区のいくつかの入植地(イスラエル人がパレスチナ人の土地を不法に占拠してつくった町)や分離壁の前で、またエルサレムやパレスチナ各地の礼拝所で、パレスチナ人とイスラエル人が共に祈祷をささげることになっています。これは、世界教会協議会(WCC)のパレスチナ-イスラエル・エキュメニカル・フォーラム(PIEF)の呼びかけで行われ、この週間を通して世界中で予定されている様々な活動のひとつです。

平和週間の世話人であるジョン・カルーン牧師は、「パレスチナ・イスラエルの平和交渉が滞り、パレスチナとイスラエルの全ての人のための正義に立つ持続する平和を訴える方法がますます探し求められている。世界の教会は、この1週間を利用して、礼拝、祈り、教育の機会を設け、国連諸決議に則ってパレスチナの占領を終わらせることを求める行動を起こしてほしい」と述べています。

今年の焦点は、≪エルサレム≫です。

占領されている東エルサレムでイスラエル政府が取っている政策は、エルサレムの未来を危うくしています。エルサレムが、パレスチナとイスラエルという二つの民族、そしてユダヤ教、キリスト教、イスラム教という三つの宗教が繁栄することのできる≪家≫となる未来が脅かされています。

さらに、パレスチナ人がエルサレム市内の礼拝所に行くことが制限されていること、東エルサレムのパレスチナ人の住居が不法な入植地の拡張のために破壊されていること、パレスチナ人が家族に会うためにエルサレムに行く権利が否定されていること、そして、聖公会のエルサレムの主教であるスヘイル・ダワーニ師父の場合のように、エルサレムでの居住許可が多くのパレスチナ人から取り消されたことは、基本的な人間の権利の重大な侵害です。


◆ 2011年度パレスチナ・イスラエルのための世界平和週間の祈り

(※ 正教会、ローマ・カトリック、聖公会、ルーテル教会など、エルサレムの諸教会の主教たちが共に献げる祈り)

「アモツの子イザヤが、ユダとエルサレムについて幻に見たこと。終わりの日に、主の神殿の山は、山々の頭として堅く立ち、どの峰よりも高くそびえる。国々はこぞって大河のようにそこに向かい、 多くの民が来て言う。『主の山に登り、ヤコブの神の家に行こう。主はわたしたちに道を示される。わたしたちはその道を歩もう』と。主の教えはシオンから、御言葉はエルサレムから出る。主は国々の争いを裁き、多くの民を戒められる。彼らは剣を打ち直して鋤とし、槍を打ち直して鎌とする。国は国に向かって剣を上げず、もはや戦うことを学ばない。ヤコブの家よ、主の光の中を歩もう。」

「わたしの聖なる山においては、何ものも害を加えず、滅ぼすこともない。水が海を覆っているように、大地は主を知る知識で満たされる。」

(イザヤ書 2:1-5, 11:9)

全能にして憐れみ深い神よ、聖霊の賜物によって、あなたは最初のキリスト者たちをエルサレムにお集めになりました。どうか、エルサレムの最初の教会のように、わたしたちが共に集まり、勇気を持って、み言葉を、真理と和解と平和のよき知らせを、宣べ、生きることができるようにしてください。

命を与え、痛みを負い、愛を創始された創造主よ、あなたは世界とそこにある全てのものをつくられました。あなたは、人類を、あなたの像に型どり、肖に似せてつくられ、全てのもので分かちあうようにと地を与えられました。わたしたちを隔てる壁を打ち崩して下さい。

正義の神よ、あなたの寛大さには限りがありません。わたしたちを利己心からお守りください。愛の道具となるように、あなたの憐れみと正義の証し人となるように、奮い立たせてください。課題に立ち向かい、不正義から生ずる全てのものと闘うことができるように、助けてください。

不足や必要のある場所、状況で、共に働くことができるようにお導きください。人々が家から追い出されているところで、弱い者が力ある者の手で苦しめられているところで、貧困と失業で生活が壊されているところで。

希望の神よ、不正義、暴力、無関心によって壊され、傷つけられたわたしたちの世界で平和のために働くようにと、あなたは呼びかけ続けておられます。わたしたちはひとりでは課題の大きさに圧倒されてしまいます。しかし、共に力を合わせ、聖霊によって力を与えられることで、わたしたちは、どんな夢や想像も超え、それを為すことができます。恐れのうちにわたしたちは希望を失い、努力のむなしさを感じます。どうか、わたしたちの心と精神に、あなたの御苦しみと憐れみに満ちた愛を注ぎ込み、勇気と力の源にしてください。

神よ、やもめ、親のない子、寄留者を守られる主よ、多くの人が絶望を知る世界にあって、あなたは人類に希望を、地の表を新たにするために、み子イエス・キリストを復活させられました。あなたの教会を強め、一致させ、ことに中東の地において悪の諸力に打ち勝たせて下さい。あらゆる形の暴力、殺人、そして礼拝の場においてさえも流されている殉教者の血が、新しい命の希望を覆い隠しています。

平和と憐れみの神よ、国々を動かして、貧しい者、弱い者、失意のうちにある者たちのために、抑圧と暴力を自由と平和に変えさせてください。ことにあなたの聖地において、わたしたちが全ての人の尊厳を尊重し、公平を増すことができるようにしてください。指導者や議員たちに識別の霊を与え、正義と真実が世界中の全ての民族の間で栄えるようにしてください。

父である神よ、祈りを通して御国が来ますようにと切に願うことを教えられた御子イエス・キリストのゆえに、あなたに感謝を献げます。あなたは、わたしたちのうちに、わたしたち自身が認めることができないものを受けいれることがおできになります。わたしたちが口にできないことを名指すことがおできになります。わたしたちが忘れようとするものを記憶に留めることがおできになります。悪と抑圧に対して非暴力行動と互いへの愛によって抗うために、共に祈ることを教えてください。御子の地上での生き方を私たちが倣い、全ての喜びと艱難を通してあなたの臨在と導きが分かるようにしてください。

これらの祈りを、復活の主の御名によって、また聖霊の御力によって、お献げいたします。アーメン

※原文: http://www.oikoumene.org/en/programmes/public-witness-addressing-power-affirming-peace/churches-in-the-middle-east/pief/world-week/the-jerusalem-prayer.html

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