礼拝覚書(12)祈る時の手の形

9. 7月, 2019 • 0 Comments

所作を代表するのが、祈る時の手の形でしょう。

日本聖公会では、(立ち、あるいは跪き)、両手の指を真直ぐに伸ばしたまま手のひらを合わせ、親指をX印の形に重ね、胸のあたりに軽くあてる形が、標準的です。これはすべての物事から手を離し、ひたすら神に向かうことを表しています。

プロテスタント教会では、(跪き)、両手を折り重ねる形がよく取られます。これは西欧の封建時代、家臣が領主に忠誠を表す時に取った手の形に由来すると言われます。この形をつくって領主の手の中に置いて、忠誠が誓われていました。
聖書時代からの形は、(立ち)、手をのばし、手のひらを上に向ける形です。神が与えてくださるものを受ける形です。聖公会では、司式者が会衆のために、あるいは会衆を代表して祈る時に、この形が取られています。「わたしが望むのは、男は怒らず争わず、”清い手を上げて”どこででも祈ることです。」(テモテへの手紙Ⅰ2:8)

イスラム教では、この古代からの形が保たれています。福音派では、この形が回復され、賛美、祈りの時に会衆が取る標準的な形になってきているようです(神さまのハグを求め、受ける形と表現されています)。聖公会やローマカトリックでも、主の祈りを唱える時にこの形を取ることを会衆に勧める教会が増えているようです。

司祭が、人やモノに、手を置く、あるいは手をかざすのは、祝福のため、献げるため、あるいは罪の赦しのために、聖霊が働いてくださることを祈る時です。
司祭が、胸の前に合わせている手を開くのは、招きのしるしです。

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