礼拝覚書(2) 参入

28. 4月, 2019 • 0 Comments

聖餐式の式文を開くと、はじめに「参入」と書かれています。何に参入するのでしょうか?!わたしたちは主に招かれて、主の家に行き、主の喜びに参入します。

それは、礼拝で、形においても表現されます。わたしたちの教会では、普段、初めの聖歌が歌われる中を司祭が入堂します。しかし、かつては、礼拝に参加する人全員が、聖堂の入口で待機し、聖職の先導によって行列で入堂したのです。ベラルーシで見た正教会では現在でもそうでした。日本聖公会でも、棕櫚の日曜日、イースター・ヴィジル(聖土曜日の礼拝)、聖堂聖別式などで、その形が残されています。

家と礼拝所が離れたために、外で集まってから一緒に入堂するということが難しくなったのでしょう。各々聖堂に入って座って待つのが普通になっていますが、わたしたちは主に招かれて、主の家に入るのだ、ということに変わりはありません。それにふさわしい心構えで臨みたいものです。

人の家に招かれて行って、勝手口から入るでしょうか?主人に挨拶もせずに、他の人たちと挨拶、雑談を交わしたりするでしょうか?聖堂には玄関から入って、席に着いたらまず(ひざまずいて十字を切り)招いてくださったことを主である神に感謝しましょう。礼拝前は、他の人に対する挨拶は、目礼だけにしましょう。何か事情があって必要があるならば、会館に行って会話するようにしましょう。

聖餐式は「神の国の次元に入ってゆく教会の旅」です。聖堂に入る時、わたしたちは世から「離脱」します。祭壇に向かって進む行列は、イエス・キリストが世に降られ、十字架と復活に向かって歩まれたことを表します。また、「自分を捨て、自分の十字架を背負って、わたしに従いなさい」と言われたその言葉に従って主の後を歩むことを表します。参入の聖歌を、わたしたちは、その行列に加わる者として歌うのです。

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