パレスチナ・イスラエルのための世界平和週間(2015/9/20-26) 式文

12. September, 2015 • 0 Comments

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◆招きの言葉

司式者:わたしたちはここに、神の民としていのちを祝うために集まっています。日々の生活において神が共にいてくださることを感謝するために集まっています。神の民のために祈りを献げるために集まっています。人々を引き離し、交わりを壊し、生活、共同体を引き裂くあらゆる壁に、心と思いを向けましょう。石でできている壁もあれば、反移民法、偏見、経済的不正義、恐れによってできている壁もあります。本日は、ことに、パレスチナの人々を家族、友人、耕地、同胞から引き離している恥ずべき壁について省みましょう。心と思いを開き、「平和をつくる者になりなさい」「和解を呼びかけ、助ける者となりなさい」という神の呼びかけを聞きましょう。すべての不公正、不正義の克服を約束しておられる正義の神への希望と信仰を表しましょう。不公正、不正義なるイスラエルの分離壁が壊されることへの希望を、そのための献身を、言い表しましょう。

◆開式の祈り

会衆:聖なる神よ、壁なき世界の創造者よ、あらゆる人間の分裂を和解させる主よ、わたしたちの内にお臨みください。あらゆる隔ての壁を吹き崩す力を持つ強き風として、あなたの霊をお送りください。アーメン

<* 讃美歌>

◆懺悔の祈り

司式者:わたしたちの破れと分裂を、神のみ前で、また互いの前で、懺悔しましょう。

<沈黙>

会衆:憐れみの神よ、あなたの民であるわたしたちは、ひとつなるあなたの世界を分裂させました。わたしたちは、新しい壁が建てられるのを見ても、異を唱えていません。わたしたちは、利己主義、恐れ、偏見の壁の後ろに安全を求めています。安全保障の名において共なる日々の生活を断念し、他者の顔にあなたを見る機会を失いました。わたしたちは、ひとつの生ける共同体としての生存を脅かす壁の建設を許し、それに荷担しました。どうかわたしたちを憐れんでください。あなたの愛によって赦してください。わたしたちが架け橋を築くことができるように導いてください。わたしたちの心と思いを変え、異なる民族、異なる信仰、異なる文化、異なる国籍の者として、しかし、ひとつの家族、ひとつの人類として、互いに近づき合うことができるようにしてください。イスラエルの壁がまだ立っているのは、わたしたちが正義を求めて十分に闘っていないためであることを懺悔します。どうか赦しと憐れみをお与えください。わたしたちを根底から変え、目の前にしていながら立ち向かっていない全ての壁、ことにイスラエルの壁を壊すための闘いを闘い抜くことができる者としてください。アーメン

司式者:わたしたちは、ただ自分たちだけのために願い求めるのではありません。あなたはすべての被造物の神であることを、わたしたちは知っています。ゆえに、すべての被造物のために、あなたの憐れみを求めて祈ります。

一同:世界にあふれる困難と苦難のために、神よ、憐れみをお与えください。すべての被造物が苦しんでいます。抑圧され、希望のない人々の、助けを求めるいや増す叫びに耳を傾けてください。どうか早く来て、お救いください。あなたの愛で癒してください。平和をお与えください。正義の実現から生まれる祝福された平和を。あなたがわたしたちを守り、包むための平和を。主よ、憐れみをお与えください。力をお与えください。み国が来るまで、み民が証しを続けるための力を。主よ、憐れみをお与えください。

◆み言葉

司式者:神の言葉は、死の道具を命の道具へと変えるわたしたちの闘いのための知恵です。不公正を糾弾し、神の裁きを告げた預言者イザヤの言葉を読みましょう。

<第一朗読(イザヤ書 2:1-4)>

朗読者:アモツの子イザヤが、ユダとエルサレムについて幻に見たこと。終わりの日に、主の神殿の山は、山々の頭として堅く立ち、どの峰よりも高くそびえる。国々はこぞって大河のようにそこに向かい、多くの民が来て言う。「主の山に登り、ヤコブの神の家に行こう。主はわたしたちに道を示される。わたしたちはその道を歩もう」と。主の教えはシオンから、御言葉はエルサレムから出る。主は国々の争いを裁き、多くの民を戒められる。彼らは剣を打ち直して鋤とし、槍を打ち直して鎌とする。国は国に向かって剣を上げず、もはや戦うことを学ばない。ヤコブの家よ、主の光の中を歩もう。

司式者: わたしたちの心に耳を傾け、すべての約束を成就してくださる勝利の神に向かって歌い、賛美しましょう。

<詩編 第20編>

司式者:主が悩みの日にあなたにこたえ∥ヤコブの神があなたを守ってくださるように
会衆:神が尊い住まいから助けを送り∥シオンからあなたを支え
司式者:あなたの献げ物を心に留め∥いけにえを受けいれてくださるように
会衆:神が心の願いをかなえ∥あなたの志を果たしてくださるように
司式者:あなたの勝利を喜び、神のみ名によって旗を高く掲げよう∥主があなたの願いをかなえてくださるように
会衆:今、わたしは知る、主が油注がれた王に勝利を与えられることを∥神は右のみ手で救いの力を現し、尊い住まいから彼にこたえられる
司式者:戦車を誇る者、馬を誇る者があっても∥わたしたちは主のみ名を誇りとしよう
会衆:彼らはよろめき倒れるが∥わたしたちは堅く立っている
一同:主よ、王に勝利を与え∥わたしたちが呼ぶときこたえてください

司式者:使徒パウロは、わたしたちの神は平和と和解の神であることを思い起こさせます。巨大な壁によって隔てられながら平和の内に生きること、兄弟姉妹と和解することは不可能です。それゆえ、平和と和解のため、あらゆる壁は壊されなければなりません。キリストが隔ての壁を壊されたことを改めて覚えつつ、パウロの言葉を読みましょう。

<第二朗読(エフェソの信徒への手紙 2:14-22)>

朗読者:実に、キリストはわたしたちの平和であります。二つのものを一つにし、御自分の肉において敵意という隔ての壁を取り壊し、規則と戒律ずくめの律法を廃棄されました。こうしてキリストは、双方を御自分において一人の新しい人に造り上げて平和を実現し、十字架を通して、両者を一つの体として神と和解させ、十字架によって敵意を滅ぼされました。キリストはおいでになり、遠く離れているあなたがたにも、また、近くにいる人々にも、平和の福音を告げ知らせられました。それで、このキリストによってわたしたち両方の者が一つの霊に結ばれて、御父に近づくことができるのです。従って、あなたがたはもはや、外国人でも寄留者でもなく、聖なる民に属する者、神の家族であり、使徒や預言者という土台の上に建てられています。そのかなめ石はキリスト・イエス御自身であり、キリストにおいて、この建物全体は組み合わされて成長し、主における聖なる神殿となります。キリストにおいて、あなたがたも共に建てられ、霊の働きによって神の住まいとなるのです。

<ラテン・エルサレム総大司教マイケル・サバ座下の祈り>

おお主よ、あなたは人々の間にある壁を取り去るために来られました。平和を打ち立て、心を結び合わせ、敵意を知らず、ただ愛のみを知る、新しい「人間」を創造するために来られました。どうかわたしたち皆に目を留めてください。あなたご自身が聖別されたこの地に生きるわたしたちに。あなたはこの地をすべての人間との出合いと和解の地とされました。あなたの聖なる地に生きるわたしたちを見てください。わたしたちはまだ壁に隔てられて生きています。すべての者に対する愛と同じ愛をもって、あなたがわたしたち皆を愛してくださっていると信じているにも関わらず。おお主よ、憐れみをお与えください。わたしたちの祈りをお聞きください。おお神よ、壁がまだ存在しています。それは高くそびえています。守るためではなく、隔て、分けるために、無知のために、差別と殺戮のために。壁は無言です。しかし、壁は争いをつくりだし、愛を追いやります。おお主よ、あなたの子どもたちが争っています。どうか彼らの心を変えてください。壁を築くための費用を、あなたの子どもたちの間に親しみと愛を築くための費用に変えてください。おお主よ、憐れみをお与えください。わたしたちの祈りをお聞きください。彼らは言います。わたしたちは怖いのだと。彼らは言います。自分たちは納得し、満足しているのだと。彼らは言います。壁の向こう側に何があるのか知りたくないのだと。わたしたちは言います。わたしたちは封じ込められていると。わたしたちの生活は大きな監獄の中での生活だと。わたしたちの心には不安があり、わたしたちの舌には混乱があります。

<* 讃美歌>

◆壁についての証言を聞く

司式者:わたしたちの内に留まってください、とわたしたちが呼びかける神は、歴史においてご自身を顕された神です。世界の創造以来、異なる時、異なる場所においてみ顔をお見せになりつつ、神は世界に臨在して来られました。イエス・キリストにおいて、わたしたちは神がお示しになりたいものを見ました。わたしたちは、足りなさを通して、貧しい者を通して、弱さを通して語られる神に出会いました。「十字架の言葉は、滅んでいく者にとっては愚かなものですが、わたしたち救われる者には神の力です。」(Ⅰコリ1:18)苦しんでいる世界の人々を通して神はわたしたちに近づいて来られるということを、わたしたちは学びました。それゆえ、わたしたちは、イスラエルの分離壁のために日々苦しみをなめている神の民に耳を傾けます。自分の兄弟姉妹の苦しみを理解するために、わたしたちは耳を傾けます。神の声を聞くために、わたしたちは耳を傾けます。さあ心と思いを開いて、今、パレスチナの人々がわたしたちに語りかけることを聞きましょう。

<証言1>

ラケルの墓の周りに壁がつくられて、わたしは恐ろしく感じました。そこは誰も歩いていません。猫や犬がいるだけです。壁は、ある感覚をつくりだします。それによって自分が取り囲まれている感覚です。移動することが許されていないという感覚です。いつも、毎日、壁が目に入ってきます。日の出や日没を見ようとして窓の外を見ると、壁が目の前にあります。壁のところに行くと、何かが私の心を閉じ込めるように感じます。壁が心の上にあるようです。壁を見ると、自分に恥も感じます。壁は人間によってつくられたものだからです。(メルヴィナ)

<沈黙>

司式者:祈りましょう

一同:苦しみを共にしてくださる神よ、わたしたちは不正義の壁が作られたことに対して責任があります。安全保障、その他何であれ、侵犯と分離の行為を正当化する言い訳の後ろに隠れることはできません。自分が壁を作るときに他者に加える苦しみを、わたしたちは理解します。イスラエルの壁は、ひとつの民族に、女たちに、子どもたちに、男たちに、そして若者に、苦痛と苦難をつくりだしています。どうか勇気と励ましをお与えください。あなたの霊をわたしたちに吹きかけてください。わたしたちが壁に立ち向かうことができるように。イスラエルの壁が壊されるように。アーメン

<証言2>

わたしの生活はすべてエルサレムにありました。毎日、エルサレムにいたんです。ボランティアとしてエルサレムの学校で働いていました。友人はみなエルサレムに住んでいます。わたしはエルサレムにある聖公会の教会員で、花のアレンジをしたり、他の女性たちと様々な活動をしていました。わたしはエルサレムにアパートを借りましたが、そこに住むことを許されませんでした。エルサレム居住者証を持っていないからです。今はエルサレムに行くことができません。壁が、わたしと教会の間を、わたしとエルサレムでの生活の間を隔てています。わたしはここベツレヘムで幽閉されています。エルサレムとのすべての関係が死んでいます。わたしは死につつある女です。(アントワネット)

<沈黙>

司式者:祈りましょう

一同:苦しみを共にしてくださる神よ、壁のために友人、家族、共同体から切り離されているパレスチナの人々のために祈ります。家族の祝いを共にできない人々、病院に行くことができない人々、聖所を訪ねることができない人々のために祈ります。アントワネットのように、壁の暗がりに生きることに絶望している人々のために祈ります。パレスチナの兄弟姉妹がそのような生活を強いられていることをもはや容認できなくなるように、わたしたちを眠りから覚まし、わたしたちの心を動かしてください。わたしたちの声を強め、監獄の壁となったこの「安全壁」に異議を唱えられるようにしてください。わたしたちの主、キリストによってお願いいたします。アーメン

<* 讃美歌>

<証言3>

壁は、わたしたちの経済的状況にひどい影響を与えました。アラビア語で言うように、「わたしたちは“ゼロ以下に”失いました」。わたしの兄夫婦はベツレヘムで薬局と雑貨屋を営んでいました。23人の従業員がいました。23家族が兄夫婦の事業で生活していたのです。でも二つの店は壁に近くて、それを嫌ってお客が来なくなったために、今はもう従業員はいません。(メルヴィナ)

<沈黙>

司式者:祈りましょう

一同:苦しみを共にしてくださる神よ、壁のために商売が困難になっている商店主たちのために祈ります。家賃や学費を払うために苦しみ、将来の不安に直面している人々のために祈ります。わたしたちは、み言葉をきくため、あなたの記憶を祝うため、そして変えられるために、世界中から呼び集められています。わたしたちを変え、和解を助ける者としてください。壁に替えて橋を築くことを教えてください。また、ただ壁が壊される時にのみ、和解して平和のうちに生きることができることを思い出させてください。わたしたちを導き、あなたのすべての民、すべての被造物のための、壁がなく、分裂のない、よりよい未来への希望をもって闘うことができるようにしてください。わたしたちの主、キリストによってお願いいたします。アーメン

<証言4>

わたしは町会議員です。家でもたくさん仕事をしています。食事をつくり、日々の家事をし、夫や子どもたちの世話をしています。同時に生計を立てるために外で仕事をしています。住民運動にもできるだけ参加しています。友人や家族がわたしの不屈の気持ち=「スムード」を強めてくれて、平和構築、キリスト教徒とイスラム教徒の共生、宗教間、異文化間コミュニケーションの領域でわたしが女性として働くことを励ましてくれています。(ファイザ)

<沈黙>

司式者:祈りましょう

一同:苦しみを共にしてくださる神よ、パレスチナの人々の強さのゆえに感謝をささげます。不屈さと勇気をもって家族と共同体を養ってきた女たち、男たちのために祈ります。壁を壊すための諸宗教間、異文化間の協働、平和構築の働きを勇敢になしている人々のために祈ります。わたしたちの先に立って導き、ブルドーザーや銃、戦車にではなく、ただすべての人へのあなたの変わらぬ愛に頼って、彼らと同じ道を歩むことができるようにしてください。わたしたちの主、キリストによってお願いいたします。アーメン

<証言5>

わたしの家に隣接している壁は人々を分裂させます。音楽は人々を結び合わせます。わたしは音楽の教師です。わたしは音楽がすべての人が楽しむことができる言葉であると知っています。音楽は子どもたちに喜びといのちを与えます。教え子の中には甥と姪もいました。甥は素晴らしいピアニストになりました。ベイト・サフールの学校で教えていた時、パレスチナの国家樹立を願う歌を作ったことがあります。占領下にあるために、その歌は禁止されました。考えてみてください。(ラーナ)

<沈黙>

司式者:祈りましょう

一同:苦しみを共にしてくださる神よ、壁の暗がりにあって芸術や音楽で希望といのちを与えている人々のために祈ります。教師たち、音楽家たち、芸術家たち、学生たちのために祈ります。わたしたちの心を開き、壁によって沈黙させられることなく希望と抵抗の歌を歌っているパレスチナの兄弟姉妹の声を聞くことができるようにしてください。すべての声がきかれるようなイスラエルとパレスチナの未来を思い描くことができるように助けてください。わたしたちを励まし、すべての人のための平和と正義と解放の歌を共に歌うことができるようにしてください。わたしたちの主、キリストによってお願いいたします。アーメン

<証言6>

壁は「あっちへ行け」と書かれた標識のようです。壁は屈辱を与えます。検問所からジロに向かうと、壁の建設のために没収されて、もう入ることのできない土地が見渡せます。そこには祖父たちが所有していた土地もあります。こんな現実にあっても、抵抗し続けなければなりません。日常生活を続けることは抵抗のひとつの形です。例えば、スムード・ストーリー・ハウスに毎日通うことも抵抗のひとつの例です。イスラエル人はわたしたちを追い出して、わたしたちの生活を終わらせたいのです。ですから、どんな生活のしるしも抵抗になります。どんな活動も助けになります。なぜなら、それによって、ここに留まりたい気持ちが強められるからです。コンサートを催したり、何か文化的活動を組織するのもよいことです。世界の人々にわたしたちの手を届かせる方法、世界の人々がわたしたちに手を届かせる方法はあるのです。(ガーダ)

<沈黙>

司式者:祈りましょう

一同:和解をもたらす神よ、あなたは、わたしたちをあなたから引き離すすべてに抵うことを求めておられます。あなたは、わたしたちの生活、わたしたちの世界を占領しようとする権威と支配に抵抗することを求めておられます。勇気と創造性に溢れ、苦しみを共にする生活によって、死の象徴である壁に抵抗しているパレスチナの人々のために祈ります。主よ、どうかわたしたちの目を開き、わたしたち、国際社会が、壁という恥ずべきものに抵抗し、異議を申し立てるために何ができるかを見い出すことができるようにしてください。主よ、わたしたちをあなたの平和の道具にしてください。わたしたちの主、キリストによってお願いいたします。アーメン

<* 讃美歌>

◆行動への招き

司式者:わたしたちを囲む様々な壁は人間によって作られたものです。これらの壁を立てた理由として様々なことが挙げられます。プライバシーのため、安全のため、便利のため、何が「自分のもの」で何が「彼らのもの」であるかを明らかにするため、等々。イスラエルの壁は「防衛」の手段として作られたと言われます。しかし、実際にそれが為したことは、パレスチナの人々の生活と共同体を破壊することでした。それはパレスチナ領内に作られました。農民から土地や水を奪って。それは人々を家族や友人から引き裂きました。かつて住んでいたところを訪ねることもできなくしました。それは日々の生活に重い制約を加え、職場、学校、病院に行くためにそれを超えねばならないパレスチナの人々に屈辱的な経験をさせています。これはパレスチナの問題でも、イスラエルの問題でもありません。世界の問題です。おお神よ、わたしたちは何を為したでしょうか。この壁がパレスチナの人々にもたらしたものを見たわたしたち、国際社会は自分たちの沈黙と行動の欠如に責任があります。主よ、どうかわたしたちに憐れみをお与えください。

* ここで、段ボールなどで作った壁に、パレスチナの人々のために書いた平和、希望、解放のメッセージのカードを貼りましょう。祈りでも、詩でも、絵でも、手紙でもよいです。この間、音楽を流すのもよいでしょう。礼拝後、メッセージのカードをパレスチナの兄弟姉妹に送りましょう。

◆派遣

<閉式の祈り>

和解をもたらす神よ、わたしたちはパレスチナに生きるあなたの民の声を聞きました。わたしたちはあなたの声を壁の反対側から聞きました。どうかわたしたちを強め、壁を壊すための闘いにおいてパレスチナの人々と連帯し、大胆に行動できるようにしてください。わたしたちを助け、声をひとつにして世界に証言することができるようにしてください。口をつぐんだ証人であるわたしたちを変え、平和、正義、公正、人権を大胆に宣言する者としてください。十字架と復活によってすべての被造物をあなたと和解させ、聖霊の力によってわたしたちをあなたに愛されるひとつの共同体にしてくださる御子、イエス・キリストのみ名によってお祈りいたします。神のひとつの民として、手と心と声を結び合わせ、主の祈りをお献げします。

天におられるわたしたちの父よ
み名が聖とされますように
み国が来ますように
み心が天に行われるとおり
地にも行われますように
わたしたちの日毎の糧を今日もお与えください
わたしたちの罪をおゆるしください
わたしたちも人をゆるします
わたしたちを誘惑におちいらせず、悪からお救いください
国と力と栄光は永遠にあなたのものです
アーメン

<祝福>

主に信頼する人、神に希望を置く人は祝福されよ。その人は水のほとりに植えられた木。流れに根をのばし、暑さが襲っても恐れることなく、その葉は青々としている。干ばつの年にも憂いがなく、実を結ぶことをやめない。祝福を受け、聖霊の力と共に、行って、闘いなさい。すべての壁を打ち崩すために。主の平和のうちに行きなさい。父と子と聖霊のみ名によって、アーメン。

<* 讃美歌>

※ Liturgy Team: Felipe Buttelli, Nora Carmi, Carrie Smith(日本語版:司祭パウロ眞野玄範(日本聖公会横浜教区))
※ 英語版: http://pief.oikoumene.org/en/world-week-for-peace/resources/Liturgy_resourcefile_.pdf
※ 聖書の引用は、日本聖書協会発行の『聖書 新共同訳』から。詩編、主の祈りは、日本聖公会祈祷書から。

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