パレスチナ・イスラエルのための国際平和週間2014 礼拝式文

19. September, 2014 • 0 Comments

「パレスチナ・イスラエルのための世界平和週間(WWPPI)」は、世界教会協議会の呼びかけで、9月21~27日に守られます。2014年度はパレスチナの政治的囚人に焦点を当てています。

- 礼拝式文(英語版): https://pief.oikoumene.org/・・・/invitation・・・/Liturgy2014.pdf
- 資料(英語版): https://pief.oikoumene.org/・・・/invitatio・・・/finalE_Book1.pdf

≪≪≪ パレスチナ・イスラエルのための国際平和週間2014 (9/21-27) 礼拝式文 ≫≫≫

◆ 前奏

◆ 祈りへの呼びかけ

司式者: 三大陸の交差点にして、次々に花開く文明、文化に養われた地、宗教、帝国、闘い、奇跡の揺籃である、中東のこの小さな地から、主イエス・キリストに従う私たちは、深く地に根を下ろした信仰から溢れ出す勇気によって力を与えられ、あなたたちの祈りを私たちの祈りと合わせるよう呼びかけます。憐れみ深い創造主に、そのすべての子らの苦しみを終わらせてくださるように祈りましょう。ことに、預言者たちと私たちの主、救い主によって約束され、普遍的な人権の法律と宣言によって保障されているはずの解放を求める、捕虜、囚人、受刑者、亡命者のために祈りましょう。彼らはあなたたちが声をあげ、叫ぶことを期待しています。「あなたは彼らを尊厳をもって生きるように創造されました。み民を自由にしてください」と。唯一なる永遠の神、三位一体なる私たちの神、父と子と聖霊の名によって礼拝を始めましょう。

会衆: アーメン

◆ 懺悔の祈り

司式者: 義と恵みの神、正義と平和を愛される主よ、あなたが私たちを愛してくださったように、あなたを愛さなかったこと、教えに従わず、兄弟姉妹に、あなたが大切にする子どもとして、愛と尊敬をもって接しなかったことを

会衆: 主よ、お赦しください

司式者: 憐れみ深く、苦しみを共にしてくださる創造主よ、あなたが示された生き方を、あなたが正義と公正を求めておられることを理解せず、浅はかな自惚れと自己充足の内に行動してきたことを

会衆: 主よ、お赦しください

司式者: 抑圧する力に押さえつけられ、人権と尊厳を奪われている人々のことを心にかけず、無関心であったこと、あなたから与えられている賜物を無駄にし、あなたの道から離れ、全人類のために捧げられた復活の主キリストの犠牲を理解しなかったことを

会衆: 主よ、お赦しください

司式者: 不正なやりようを受けいれ、臆病に沈黙を守ることで、イスラエルのパレスチナ占領の罪に荷担してきたことを

会衆: 主よ、お赦しください

一同: 憐れみ深い主よ、この心からの告白を聞き入れてください。聖霊による恵みと力を私たちの内に新たにして、私たちの人間性を回復してください。私たちは、あなたのみ子、私たちの救い主、イエス・キリストの永遠なる愛を宣言します。アーメン

◆ 聖歌

◆ み言葉

○ 第一朗読 ゼカリヤ書 9:11-12 あるいは 哀歌 3:26-36

○ 第二朗読 ヘブライ人への手紙 13:3,5b-6

○ アレルヤ唱(昇階唱)

○ 福音書 ルカ 4:18-19 あるいは エフェソの信徒への手紙 6:10-17

○ 説教

◆ 平和の挨拶

司式者: 捕囚の鎖を断ち切る象徴として、平和の挨拶を交わしましょう。聖地における平和の象徴はオリーブの枝です。オリーブの木は、深く根をはった先人からの遺産を証しするもの、その果実は霊的な塗油の式に用いるもの、また日用の糧にするものだからです。イスラエルの占領によってオリーブの木々が倒され、根こぎにされていることは、単なる自然を軽視した野蛮行為ではなく、神の創造を侮辱し、抑圧され、苦しめられながらも、兵士たち、抑圧者たちにオリーブの枝を差し出すことのできる人々を侮辱する行為です。平和の挨拶を交わすことによって、私たちはキリストの平和を分かち合います。

(ここで「主の平和」と唱えて、挨拶を交わす)

◆ 聖歌 562番

司式者: パレスチナの民衆の声を聞きましょう。

「あなたは欲しいですか?言論の自由が欲しいですか?移動の自由が欲しいですか?正義が欲しいですか?平和が欲しいですか?異文化体験をしたいですか?人間らしさが欲しいですか?わたしは欲しいです。わたしは考え、わたしは生活をし、わたしは息をしています。だから、わたしは、わたしの自由について考えます。わたしは生きたいです。世界の多くの人々が生きているように生きたいです。」(パレスチナ・ベイトジャラのヒシャムさん)

司式者: しばらく沈黙しましょう。

◆ 会衆の祈り(代祷)- ※ 祈祷を1人1つずつ先唱し、皆で応唱する形をとるとよい

先唱者: 愛する主よ、民主主義の名において戦争が仕掛けられ、安全保障の名において壁が立てられています。憐れみ深い神よ、私たちの祈りをお捧げします。どうかイスラエルの軍事占領の下に暮らすパレスチナの人々が被っている不正義と苦しみを終わらせてください。ことにイスラエルの監獄の中でハンガーストライキをしている若い男女のために祈ります。何の容疑も告げられず、裁判もなしに囚われている者たちもいます。正義の神よ、どうか私たちの民を放たせ、自由と解放の内に喜ばせてください。正義と平和に勝利を得させてください。主よ、御憐れみにより

会衆: 私たちの祈りを聞き入れてください

先唱者: 苦しみを共にしてくださる神よ、あなたは憐れみそのものに他なりません。どうか自由に焦がれる囚人たちに忍耐と堅固さと信仰の賜物をお与えください。あらゆる宗教と人間的価値に背を向ける心の頑なな支配者たちと接するとき、あなたが彼らを慰め、支えてください。彼らが苦境にある時に共にいて、看守、裁判官、警備員、調査官の抑圧的な軛から解き放ってください。ああ主よ、彼らが飢えた時には食べ物を与え、乾きを癒し、孤独を和らげてください。彼らを縛る鎖を断ち切って、両親と家族のもとに無事に返してください。私たちの弱きを強めて、彼らの解放の喜びをお与えください。主よ、御憐れみにより

会衆: 私たちの祈りを聞き入れてください

先唱者: 全能にして憐れみ深い救い主よ、イスラエルの監獄にいる囚人だけのためではなく、パレスチナ、ヨルダン、シリア、レバノン、イラク、そして世界中の監獄にいる囚人のために今日の祈りを捧げます。主よ、御憐れみにより

会衆: 私たちの祈りを聞き入れてください

先唱者: 巨大な監獄となっている町々のために祈ります。主よ、あなたは、この町の人々がこれまでに被ったこと、今被っていることをご存知です。彼らは、根こぎにされ、疎外され、家族をばらばらにされ、住まいを奪われ、親しい人々を殺される痛みを味わっています。どうかこの聖なる町に正義に立つ平和を与えてください。この町の人々の魂に平安を与え、心に勇気を与えてください。平和をもたらすために働く人々の心を強めてください。彼らの努力を祝福し、悪の力に打ち勝たせてください。聖霊によって彼らを価値ある者とし、支えてください。主よ、御憐れみにより

会衆: 私たちの祈りを聞き入れてください

先唱者: 希望の神、正義の神、平和の神よ、御憐れみに頼り、イスラエル・パレスチナの人々、キリスト教徒、イスラム教徒、ユダヤ教徒のために、ことに全ての暴力、拷問、抑圧、不正義の被害者のために祈ります。どうか祈る私たちの心をあなたに従わせ、アラブ人とユダヤ人の間に永続的な平和がもたらされることへの希望の種を私たちの内に播いてください。希望の神よ

会衆: 私たちの祈りを聞き入れてください

先唱者: パレスチナとイスラエルの人々の中で、権力、権威、影響力ある地位にいる人々のために祈ります。どうか彼らに真実に立つ神聖なる信念を持たせ、正義と憐れみをもって行動するようにさせてください。聖霊の力によって、共に分かちあう未来への夢を私たちの指導者の心に植え、彼らの想像力をその中に捉え、聖地のすべての人々が命の内へと解放されるようにしてください。愛の神よ

会衆: 私たちの祈りを聞き入れてください

先唱者: 世界の国々の目を開き、すべての人々が真実を見て、正義のために行動するようにさせてください。あなたの和解の霊が私たちに力を与え、すべての人間の尊厳の擁護者とならせ、偏見や無関心の誘惑から守ってくださいますように。平和の神よ

会衆: 私たちの祈りを聞き入れてください

先唱者: 抑圧の諸体制によって最も影響を受けている人々のため、愛する者、住まい、未来への希望を失って、打ち砕かれている人々のために祈ります。ことに、暴力、拷問、不当な収監によって、人間性を奪われ続けている人々のために祈ります。憐れみの神よ

会衆: 私たちの祈りを聞き入れてください

一同: 私たちは、心でだけでなく手と足をもって祈るようにというあなたの呼びかけに応えるために、み前に立っています。どうか私たちを、あなたの平和の道具としてお使いください。悪に対するあなたの勝利のよき知らせを告げる者としてください。たゆまず働くための忍耐と勇気をお与えください。み子、主イエス・キリストを通して可能となる未来のために。アーメン

◆ エルサレムの諸教会の指導者たちの祈り

自分も一緒に捕らわれているつもりで、牢に捕らわれている人たちのことを覚え、また、その痛みを自分の体に受けているつもりで、虐待されている人たちのことを覚えなさい。」(ヘブライ人への手紙13:3)

これらの言葉をもって、私たちは世界中の監獄にいる、忘れられがちな人々のために共に祈ります。ことにパレスチナとイスラエルの政治的囚人のため、監獄の中で不当な仕打ちを受けている子どもたち、女性たちのために祈ります。また、愛する家族を収監され、奪われた人々のことを覚えます。犯罪を犯した者たち、回心が必要な者たちの内なる変化のために祈ります。人々の魂と社会の内に早く平和と和解を見ることができるように、憎しみと恐れに取り憑かれた心と精神のために祈ります。

この地域は、体と魂に関わるあまりに多くの過去と現在の問題のために痛みを負っています。今日、パレスチナとイスラエルでは、多くの人が自由を欠き、あまりに多くの人が囚われています。あまりに長い間、不正義と暴力と恐怖がこの地域を形づくってきました。私たちは皆、神の子です。どうか全ての人が人間らしい扱いと正義を享受することができますように。

どうか正義に立つ平和をもたらす解決と和解が与えられますように。政治的囚人が1人もおらず、この地域の全ての民族の人々の心に調和が行き渡る平和が与えられますように。神よ、どうか私たちを憐れみ、自由を奪われた者たちに解放を、この時代に平和をもたらしてください。

世界の諸教会の兄弟姉妹と共にこの平和週間をまもるにあたって、私たちは祈ります:

「どうか、私たちの昔の悪に御心を留めず、御憐れみを速やかに差し向けてください。私たちは弱り果てました。私たちの救いの神よ、私たちを助けて、あなたの御名の栄光を輝かせてください。御名のために、私たちを救い出し、私たちの罪をお赦しください。どうして異国の民に言わせてよいでしょうか。『彼らの神はどこにいる』と。あなたの僕らの注ぎ出された血に対する報復を、異国の民の中で、私たちが、目の前に見ることができますように。捕われ人の嘆きが御前に届きますように。御腕の力にふさわしく、死に定められている人々を生き長らえさせてください。」(詩編 第79篇8~11節)

◆ 主の祈り

天におられる私たちの父よ、み名が聖とされますように。み国が来ますように。みこころが天に行われるとおり、地にも行われますように。私たちの日ごとの糧を今日もお与えください。私たちの罪をおゆるしください。私たちも人をゆるします。私たちを誘惑におちいらせず、悪からお救いください。
国と力と栄光は、永遠にあなたのものです。
アーメン

◆ 結びの祈り

司式者: パレスチナの教会と共に告白しましょう

一同: 全ての希望が失われたところで、私たちは希望の叫びをあげます。希望は、困難の只中で神を見る力であり、私たちの内に住みたまう聖霊の協働者になる力です。そのビジョンから、踏みとどまり、確固たる姿勢を保ち、現実を変える力が生まれます。希望は、悪に屈することではなく、それに立ち向かうこと、抗い続けることです。復活が私たちの希望の源です。私たちは、復活の地にあって、揺らぐことなく証しを続ける行動的な教会であり続けます。私たちは、ここに、「新しい地」と他者を自分の兄弟姉妹として愛する精神において立ち上がることのできる「新しい人間」とを見るでしょう。

○ 祝祷

主イエス・キリストの恵み、神の愛、聖霊の交わりが、わたしたちとともにありますように。
アーメン

○ 後奏

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