不平等のコスト

21. January, 2013 • 0 Comments

ダボスで開かれる世界経済フォーラムを前に、オクスファムは報告書『不平等のコスト:如何に極端な富の偏在が私たち全てを傷つけているか』を発表した。

2012年、世界の富豪上位100人の収入は240兆ドルであった。これは世界全体の極度の貧困を4回以上なくすことができる額である。

世界的な経済危機によって、大金持ちはさらに資産を増やしている。「過去20年間で、世界で最も豊かな1%の人々は収入を60%増やした。経済危機によって資産蓄積は鈍化するどころか加速している。」実際、経済危機が起きて以来、高級品の市場は2桁台の成長を示している。

「英国では、貧富の格差はチャールズ・ディッケンズの時代以来のレベルに急速に近づいている。中国では上位10%が国民所得の60%を取っている。中国における不平等のレベルは今や南アフリカと同等である。その南アフリカは世界で最も不平等な国であり、アパルトヘイトの末期よりもひどい状態にある。」

米国では、上位1%の人々の収入の割合は、1980年における10%から倍増して20%となっている。上位0.01%の人々の収入の割合は4倍増と、過去に例のないレベルになっている。

オクスファム・インターナショナルの事務局長ジェレミー・ホブズは言う。「少数の人々の富の蓄積が結果的に多数の人々の益となると、もはや偽って言うことはできない。その逆が真である例は枚挙にいとまがないのだ。少数の金持ちの手に富が集中することで経済活動は縮小され、他の人々の参入を難しくしている。」

OXFAM “The Cost of Inequality: How Wealth and Income Extremes Hurt us All”
World Economic Forum Annual Meeting 2013

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