ジュネーブのチョコレート屋さん

31. March, 2004 • 0 Comments

3年間住んだジュネーブのチョコレート屋さんのディスプレイの写真です。ジュネーブにはとてもたくさんのチョコレート屋さんがあって、どのお店でもディスプレイには季節や祭り、イベントに因んで、チョコレートとマジパン(アーモンドと砂糖をローラーですり潰しペースト状にしたもの)で造形された菓子がいつも飾られています。

スイス人の一人当たりのチョコレート年間消費量は10キロ(日本の約6倍)。確かにとても生活に根付いていました。食事に招かれた時等、ちょっと誰かを訪ねていくときの手みやげはチョコレートでよいのです。季節の贈り物にも使われます。スイス人の同僚のデスクの上にはいつも常備されていました。

※ 今、私たちが食べているようなミルク・チョコレートが発明されたのはレマン湖畔ヴヴェでのこと。スイスでチョコレートが作られ始めたのは比較的遅く、19世紀に入ってからのことでしたが、アンリ・ネスレが開発したコンデンスミルクを彼の友人のダニエル・ピーターがチョコレートに結びつけ、ココアバター、ココアの粉、砂糖、ミルクを混ぜて、1876年に固形のミルクチョコレートが誕生しました。そしてロドルフ・リンツが、滑らかに練りあげる機械、コンチングマシンを開発。チョコレートは様々なかたちに加工できるようになりました。

※ 16世紀初めにスペインによって植民地におけるカカオ豆栽培が始まってもう500年経ちますが、いまだにカカオ豆の生産国は豆を輸出するばかりで(上位10カ国で世界のカカオ豆の85%以上)、加工品のチョコレートは輸出していません(わずか2%)。これは、カカオ豆の輸出には低い関税を支払えばよいだけなのに、チョコレートに加工すると高い関税を支払わなければらないためです。発展を阻害する不公正な貿易ルールの典型ですね。

Leave a comment