イスラエルの人権団体ベツェレムの2006年度報告 :: 海辺のノート

イスラエルの人権団体ベツェレムの2006年度報告

26. January, 2007 • 0 Comments

イスラエルの人権団体ベツェレムが昨年末に発表した報告によると、イスラエル・パレスチナ紛争による2006年の死者は683人、その内660人がパレスチナ人、17人がイスラエル民間人、6人がイスラエル兵士でした。660人というパレスチナ人死者数は、2005年の3倍以上です。2005年は197人でした。

特に、2006年後半、1人のイスラエル兵士の誘拐事件が起きた後、ガザだけで405人のパレスチナ人が殺害されています。その内の88人(22%)は子どもで、205人は殺害時にいかなる敵対行為も取っていない人たちでした。

また、イスラエル国防軍は、292軒(内、ガザで95軒)のパレスチナ人の家を破壊しました(1769人が住んでいました)。他に、東エルサレムで、イスラエル政府の許可なく建てられた42軒のパレスチナ人の家が壊されました(80人が住んでいました)。

2006年11月の時点でイスラエル政府は9075人のパレスチナ人を拘留していました。345人は子どもです。この内、22人の子どもを含む738人は、理由も全く知らされず、裁判も行われることのない行政拘留によって囚われています。

西岸地区における移動の自由も、より厳しく制限されるようになったと報告しています。現在、西岸地区には54の常設の検問所があり、他にヘブロン市内に12の検問所があります。国連人道問題調整事務所(UNOCHA)によると、これら常設の検問所の他に、西岸地区全体にわたって毎週160箇所に臨時の検問所が設けられています。検問所の他にも、イスラエル国防軍は、コンクリートのかたまりや土嚢を置いたり、塹壕を掘ったりして、パレスチナ人が村から村に移動するのを遮っています。イスラエル政府が西岸地区に建設した41の道路は、イスラエル人は自由に行き来ができますが、パレスチナ人は使うことができません。

※ ベツェレムの報告:
http://www.btselem.org/english/Press_Releases/20061228.asp

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