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Archive for the ‘– シオニズム’ Category
英国教会のパレスチナ宣教と中東紛争の始まり
By Michinori Mano • No Comments 27 1月 英国教会のパレスチナ宣教と中東紛争の始まり (PDFファイル 404KB)
◆目次
- 1.伝道運動と植民地主義の関係に対する見方について
- 2.パレスチナ宣教の展開の実際
- 2.1 ビカステス師の説教における「伝道」理解
- 2.2 プロイセン国王の動機
- 2.3 「ユダヤ人改宗」と「イスラエル再建」という動機
- メモ.パレスチナにおける聖公会の歴史の概観
◆ 履歴
- 2008/12/30 初版
- 2009/1/27 大幅に書き直したものをアップ
- 2009/1/31 少し修正、加筆

ショーレム『ベルリンからエルサレムへ』
By Michinori Mano • No Comments 20 5月読書ノート:『ベルリンからエルサレムへ~青春の思い出』(1977, ゲルショム・ショーレム , 岡部仁訳, 法政大学出版局)
ゲルショム・ショーレム(1897年12月5日-1982年2月21日)は、ヴァルター・ベンヤミンの親友であったことから関心を持った。ベンヤミンとの関係については別に『ベンヤミン-ショレム往復書簡』が出ている。『ベルリンからエルサレムへ~青春の思い出』は、ショーレムがドイツで同化ユダヤ人の家族で生まれ育つところからパレスチナに渡航してエルサレムでの生活が始まるまで(1925年)を自伝的につづり、1982年に亡くなる5年前の80歳の時に出版した本である。 (さらに…)

<シオニズム批判=反ユダヤ主義>という非難
By Michinori Mano • No Comments 4 8月シオニズムは、パレスチナ人には、軍事主義的な領土拡張主義であり、人種主義であって、イスラエルが国家理念としてのシオニズムを放棄しない限り、中東に平和は実現しないと認識されている。パレスチナの支持者は、そのようなシオニズムこそが批判の対象であって、世俗国家としてのイスラエル共和国の存在自体を否定しているわけではないと考えている。 (さらに…)

シオニズム以前の<シオニズム>
By Michinori Mano • No Comments 4 8月シオニズムがユダヤ人の民族主義運動として展開を始めたのは19世紀末であるが、ユダヤ人がパレスチナに帰還して国家を再建するという考えは、それに先だってプロテスタンティズムにおいて再生した千年王国論によって広まっていた。 (さらに…)

<シオニズム>を歴史的に理解する
By Michinori Mano • No Comments 4 8月シオニズムは旧約聖書を根拠とするユダヤ教の宗教運動であるかのようにしばしば説明される。シオンの丘(エルサレム)に国家を再建することはディアスポラ(離散)以来の苦難を嘗めてきたユダヤ教徒の悲願であり、イスラエル共和国はその成就であると。しかし、そのような見方は当のユダヤ人の歴史を無視したものである。 (さらに…)
